会社のツールのエコシステムでNotionはどこにフィットするか?

Notionは非同期コミュニケーションに最適です。しかし埋め込みとリンクプレビューで一元化した情報を中心にチームをまとめ、すべてのツール間の接続レイヤーにすることもできます。

ガイド
コンテンツ
  • NotionとSlack: 2つのコミュニケーション方法
  • Notionでツールを集約するには
  • 補完的なツールの埋め込み
  • コラボレーションツールのインテグレーション
  • Notionが他のツールを補完、強化

Notionは、人とプロジェクトを結びつける結合組織として機能し、すべてのコンテンツとコンテキストを単一の信頼できる情報源に統合します。

しかし、業務上、別のツールが必要な場合はどうでしょう?Notionはそれを補完し、強化します。

現代の組織は、Notionと何らかの形で重複するツールからなる複雑なエコシステム(平均88種類のツール)に依存していることが分かっています。これらのツールは、チームのコミュニケーションやドキュメント作成、作業の管理などに使われています。最終的にはどのツールも、Notionの強みの1つである「共同作業」を支援するものです。

Notionは、組織のツールエコシステムを置き換えるのではなく、強化します。社内ガイドラインでどこで何の仕事をすべきかを明確化し、オーバーラップの余地を残しておけば、あとはNotionが以下をサポートします。

  • さまざまなツールを行き来する際に集中力を途切れさせない。

  • 必要なものを一か所に集約することで、コンテキストの切り替えを削減。

NotionとSlack: 2つのコミュニケーション方法

SlackとNotionは、2つの異なるコミュニケーションチャネル(Notionは非同期コラボレーション、Slackはリアルタイムディスカッション)を提供するため、どちらのツールも互いに補完しあう関係にあります。

Notion: 非同期コラボレーション

  • 参照や再確認が容易な単一の正確な情報源

  • アイデアやアクションアイテム、計画を文書化

  • 明確な思考とよく考え抜かれたアイデアを育む長文作成

Slack: リアルタイムディスカッション

  • より広範なチームへの即時アクセス

  • リアルタイムでの質問、ディスカッション、意思決定

  • 自発的な発想のための、より迅速で、意識の流れに即した短文型

これらの異なるコミュニケーションチャネルは互いに補完し合い、シナジーを生み出します

仕事に関するさまざまな会話が飛び交い、その情報が多様なツールに分散している場合、その情報を把握することは困難です。

リンクプレビューを使用すると、SlackのメッセージをNotionのページに直接貼り付けることができるため、集中力を切らすことなく、ノイズを除いた情報に直接アクセスできます。例えば、コンテンツチームが新規ブログ記事を書いている時、チャンネルを飛び交う他のメッセージに気を取られることなく、その記事に関するSlackのメッセージにアクセスすることができます。

Notionでツールを集約するには

NotionとSlackは互いに補完し合う2つの異なるツールですが、これらのツールをNotionに導入してコラボレーションを向上させることもできます。ツール間を行き来したり、コンテキストを切り替えたりして時間を浪費する代わりに、Notionに情報を集約する方法を紹介します。

補完的なツールの埋め込み

Notionページを充実させるツールを簡単に埋め込むことで、必要な情報をしっかりと伝えることができます。動画やオーディオプレーヤー、FigmaやInvisionのモックアップ、Googleドキュメントやスプレッドシートなど、ほぼすべてのオンラインコンテンツをNotionのページ内に埋め込むことができます。たとえば、マルチメディアのストリーミング、PDF、入力フォーム、インタラクティブな地図なども埋め込み可能です。

マーケティングチームなら、フィードバックのためにデザイナーはNotionにFigmaファイルを埋め込むことができます。人事部では、Notionの新入社員ウェルカムページに、Google マップを埋め込むことができます。またプロダクトチームでは、ユーザー調査のためにNotion上にTypeformを埋め込むこともできます。このようにNotion上に情報が一元化されれば、部門横断的なコラボレーションを行う際に、常にツールやタブを切り替える必要性が軽減されます。

コラボレーションツールのインテグレーション

APIを用いたリンクプレビューにより、Notionはあなたのツールエコシステムの中心的な情報整理役を担ってくれます。リアルタイムに同期する外部ツールの埋め込みを活用すれば、確認のためだけにNotionを離れる必要がなくなります。

Jira、Slack、Asana、Trello、GitHubからのリンクを貼り付けるだけで、リンクから直接取得したリアルタイムの情報を含むプレビューが生成されます。リンクプレビューは他のツールから情報を収集するため、部門横断的なコラボレーションや迅速な意思決定を、1つのNotionワークスペース内で行うことができます。つまり、Notion上でJiraやGitHub、Slackなどを閲覧できることで、画面の切り替えで失っていた時間を取り戻すことができるのです。

例えば、多くのエンジニアリングチームが、JiraやAsanaなどのツールを使って製品ロードマップの管理や不具合の追跡、バックログの確認、レポートの作成などを行っています。

しかし、エンジニアリング以外の他のチームは、多くの場合、これらのステータスに関する情報を持っていません。代わりに、彼らはSlackのメッセージやEメールを送り、エンジニアに作業が完了したかどうかを尋ねることになるでしょう。Notionでプロジェクトのバグ修正や製品アップデートのステータスを管理しているなら、ページ内にJiraのリンクプレビューを掲載するようエンジニアリングチームに依頼し、他のチームが問題の修正時期を正確に把握できるようにすることが可能です。

これにより誰もが情報にアクセスできるようになり、ミーティングやちょっとした連絡、根回しをすることなく、チーム間の情報共有を促進することができます。

これにより、次のことが可能になります。

  • 製品機能のステータスを把握してより迅速に構築: すべての情報がNotionにあれば、チームが情報やステータスを検索する時間を節約できます(その時間を生産的な作業に使うことができます)。

  • きめ細かなプロジェクト管理システムを構築: プロジェクトのあらゆる側面を1つのプロジェクト管理システムに統合することで、重要な情報の断片を追いかける必要がなくなります。

  • 外部協力者との連携: リンクプレビューにより、外部の協力者でも作業に必要なすべての情報を得ることができます。アクセス管理を強化することなく、ステータスやアクションアイテムについて全員が足並みをそろえることができます。

Notionが他のツールを補完、強化

Notionがあなたの既存ツール群にどのようにフィットするかを理解することで、Notionを最大限に活用することができます。

Notionはドキュメントで情報を整理し、簡単にアクセスできることから、非同期コミュニケーションに最適です(「Slackの相方」とも呼ばれています)。Notionに他のツールもすべてまとめて情報を一か所に集約することで、作業に必要なものを探す時間を短縮することができます。

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